下半身と体力を強化する練習メニュー

前回、ボールを使って足腰を鍛える練習の事を書きました。

ついでにもう一つ書いてみたいと思います。

私がやっていた練習法で、ペッパーと呼ばれているものがあります。
これも私が指導から離れた今も、チームのメニューとして行われています。

どう言う練習法かと言うと、まず二人一組になります。
と言っても、少年野球の場合は、実際はコーチが子供に対して行う形になると思います。

1・二人が正対し、一人が相手の横へボールを投げる
2・投げる場所は、捕球がぎりぎり間に合うくらいの場所
3・ボールを捕ったら、すぐにトスで相手に戻す
4・返ったボールをすぐに先ほど投げた方向と逆方向へ投げる

この繰り返しです。
大体20〜30回くらいやります。

これはかなりきついです。

私もたまにコーチにやってもらう(やらされた?)事がありましたが、切なくて泣きたくなるくらい辛いです。

それくらい体にかかる負荷は大きいです。

これによって、体力と下半身が強化され、切り返しの瞬発力も強化されます。

これは中学の硬式チームから、ピッチャーの練習メニューとして教えてもらったものですが、ポジション関係なく、誰にでも当てはめる事のできる練習方法だと思っています。

ボールを使って足腰を鍛える練習メニュー

私がチームを創部した時、野球の事をまったく知らない子供達の集団だった事は、以前書いたと思います。

最上級生が5年生で13人くらいのチームでした。
(確かスタート時は13人だったと思います)

最初のシーズンが終わった後、6年生になる野球少年2年目の子供達に、2年目にして最後のシーズンへ向けて、最初にするべき事は何か考えました。

なにせ、一年目は未勝利。
しかもオール大敗でしたから。
接戦すらした事がありませんでした。

まず私が考えた事は、野球を覚えさせる事と同時に、体力を付ける事とボールに慣らす事の2つでした。

圧倒的に技術面が未熟なのは一目瞭然でしたが、それ以前に体力がないから、練習を最後まで集中してできませんでした。
そして、ボールに触りなれていないから、捕球するのも送球や投球も、ボールが手に付いていない状態でした。

そこで私が考えた練習方法。

・・・ではありません。
たまたま知り合った中学硬式チームの指導者の方に教わった練習方法。

体力測定に使われるもので、シャトルランと言うのがあります。
簡単に言うと、20m間隔のラインを引いて、2本のラインの間を行ったり来たりするものです。

これを野球ボールを使って、変則的に走らせます。

1・5m程度の等間隔にボールを計5個置きます。
2・走者は手にボールを持ち、20m先のボールに向かって走り、そこにあるボールと手に持っているボールを置き換えます。
3・そして手前まで戻り、そこにあるボールをまた置き換えます。
4・そして次に奥から2番目のボールに向かって走り、そのボールと置き換えます。
5・と言うように、一人が奥から順に4往復し、次の走者へボールを渡してタッチします。

これを1チーム4〜5人程度に分かれて、競わせます。

子供達は面白がって白熱するし、下半身を中心とした体力が鍛えられるし、ボールの扱いにも慣れるし、一石何鳥にもなる練習方法です。

私が退いた今でも、チームの練習メニューに組み込まれています。

コンパクトでありながら力強いスイングを作る打撃練習

もう一つバッティング練習の事を書きたいと思います。

私は長くて重たいバットでティーバッティングをする練習方法を取り入れていたと、ご紹介した事があります。
私の感覚では、バッティング練習の中で、あれが一番子供が化ける事が多いと感じています。

だけどあれは、いつもいつもはできません。
なぜなら、子供の体にはちょっと負担が大きいので、故障につながったり、疲労が蓄積される可能性が高いので、たまにしかやれない打撃練習なのです。

だからもちろん、普段はもっと軽い練習法をしていました。

その一つに『連射』と言うものがあります。

誰が名づけたのか、いつの間にかみんな『連射』と呼ぶようになっていました。

どう言う練習法なのかと言うと、ティーバッティングの際にバットを連続で振ると言うものです。

だいたい5〜6球でやる事が多かったです。

左手に3〜4個ボールを積み、右手に1〜2個持ちます。
それを次々と休みなく上げます。

それだけです。

ポイントは
1・バットは行きも帰りも体の近くを回す

2・手だけでなく体全体を使ってバットを素早く戻す

3・原則ノーステップで左下半身のひねりだけで勢いをつける

こんな感じです。


バットが遠くを回るようでは追いつきません。
手打ちの状態では、バットを戻せません。
ステップをしていては間に合わないし、ただのノーステップでは強く叩けません。

これを続ける事によって、コンパクトでありながら力強いスイングが出来上がりました。
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