コンパクトでありながら力強いスイングを作る打撃練習

もう一つバッティング練習の事を書きたいと思います。

私は長くて重たいバットでティーバッティングをする練習方法を取り入れていたと、ご紹介した事があります。
私の感覚では、バッティング練習の中で、あれが一番子供が化ける事が多いと感じています。

だけどあれは、いつもいつもはできません。
なぜなら、子供の体にはちょっと負担が大きいので、故障につながったり、疲労が蓄積される可能性が高いので、たまにしかやれない打撃練習なのです。

だからもちろん、普段はもっと軽い練習法をしていました。

その一つに『連射』と言うものがあります。

誰が名づけたのか、いつの間にかみんな『連射』と呼ぶようになっていました。

どう言う練習法なのかと言うと、ティーバッティングの際にバットを連続で振ると言うものです。

だいたい5〜6球でやる事が多かったです。

左手に3〜4個ボールを積み、右手に1〜2個持ちます。
それを次々と休みなく上げます。

それだけです。

ポイントは
1・バットは行きも帰りも体の近くを回す

2・手だけでなく体全体を使ってバットを素早く戻す

3・原則ノーステップで左下半身のひねりだけで勢いをつける

こんな感じです。


バットが遠くを回るようでは追いつきません。
手打ちの状態では、バットを戻せません。
ステップをしていては間に合わないし、ただのノーステップでは強く叩けません。

これを続ける事によって、コンパクトでありながら力強いスイングが出来上がりました。
【バッティング練習法の最新記事】

バント練習で得られる効果

前回の続きです。


野球を何も知らない子供達を集めて、0から野球を始めさせるのは、本当に大変な事です。

ランナー一塁でセカンドゴロ。一塁ランナーベースに釘付け。とか。
右手にボールを持って、左のグローブでタッチ。とか。
フライでゴー。とか。
タッチプレーなのにベースを踏んで満足。とか。

こんな事は当たり前。

ランナー2塁で左中間2ベース。2塁ランナー3塁ストップ。
「お〜い。今みたい時は思い切って走っていいんだぞー。」って言ったら、その瞬間走り出したり。

色々ありました。

3年生くらいの子がやらかす光景はよく見るけど、5年生のチームがみんな揃ってそんな感じですから、今思うとむしろ面白いチームでした。


そんな状態で初年度のシーズンを終え、最初に私が手を付けた事。

まずは野球っぽい事をさせる。

試合では、守備は一つずつ確実にアウトを取る。
攻撃はとにかくバント・バスター・盗塁・バスターエンドラン。

こればっかりでした。
試合中盤には、相手のサードが投球前から半分くらいまで前進しているくらい。

打たせるのはそこからでした。


練習の半分はバント練習です。
バントと守備練習で終わる事もしばしば。

バッティング練習は、ごくごくわずかでした。

だけど、試合で打たせると、それなりに打っていました。

初年度は何でもかんでも手を出して三振の嵐だったチームが、四球が増え、ヒットも出るようになっていました。

最初から意図していたわけではないけど、一つの結論を得た気がしていました。

以前も書いた通り、私は子供達には必ず素振りをさせていました。
最低限のスイングを教えたり、個人レッスンをしたりして、スイングだけ矯正して、あとは自宅ではひたすら素振りをさせていました。

そして練習ではバント練習ばかり。

素振りでスイングスピードが上がり、バント練習で選球眼が鍛えられ、その結果、バッティング練習は大したしていなくても、普通くらいには打てるチームになったのだと思っています。

初年度未勝利のド素人集団は、翌年には全試合数の1/3以上の勝利を上げる事が出来ました。

だけど思います。
子供達、バント練習ばかりでつまらなかっただろうか?勝てなくてもいいから、もっとバッティング練習をさせるべきだったか?
未だに考えます。

そのチームの子供達は、いつも言ってくれていました。

「野球をやっていて、勝った時が一番楽しい」と。

だから自分は間違えてなかったと、自分に言い聞かせています。

バント練習で化ける

前回、バント練習の事を書きましたので、今日もついでにバント練習の事にします。

私が監督を務めていたチームは、実は立ち上げたのも私でした。

もう記憶が定かではないですが、当初は確か5年生以下で13人くらいしかいないチームでした。
6年生は0です。

初年度の試合は、5年生以下のチームとの練習試合ばかりでした。
当然勝てるわけがありません。

素人の集団ですから。

20点以上取られ、1点取ったら大騒ぎと言うようなスコアが当たり前でした。
初年度はもちろん未勝利でした。

このチームが2年目となる翌年、6年生の時には11勝20敗と言う成績を納めました。
公式戦でも2つくらい勝ちました。

かなり大きな進歩だったと思います。

最近の野球少年は、早い子は1年生の時から始めていますから、5年生から始めた私のチームの子供たちは、とんでもないハンデを背負っているはずでした。
それを考えると、本当に大健闘だったと思います。

このチーム、1年目と2年目で激しく変化した点がありました。

それは、三振が激減して四球が激増した事です。


私はこのチームには、あまりバッティングを教えてあげられませんでした。

そんな余裕がなかったんです。

なぜなら、この子達はそれ以前に野球を知らないから。
ルールすら何も知らなかったんです。

技術的な事よりも先に教えないといけない事が、山のようにありました。

これは想像以上に大変でした。

きっと1人でも2人でも、野球を知っている子がいれば、全然違ったと思います。
でも残念ながら、誰一人いませんでした。

今この文を読んだあなたには当時の苦労が伝わったと思います。

でも多分、実際は今想像した苦労の、10倍は大変だったと思います。

とにかく何もできないんですから。

そこで、まずは野球を教える事から始めました。
ゲームを作れるようにしてあげる事を最初に始めました。


ちょっと長くなってしまいました。
バント練習の話が全然できませんでしたが、今日はこの辺で失礼します。

「バント練習がメインでした」と言う話の流れは読めたと思いますが、詳しくは次回をお楽しみに。

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